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大村智・北里大教授がノーベル医学・生理学賞を受賞するまでの軌跡・・・

   

大村智・北里大教授がノーベル医学・生理学賞を受賞するまでの軌跡・・・

「この菌はおもしろそうだ」

試験管に入った菌の培養液が並ぶ。
その一つに大村智さんの目がとまりました。

直感でした。

菌はつくり出す化学物質によって培養液の色が違う。
この菌は、これまでにない色や性質を示していました。

1974年、静岡県伊東市の川奈ゴルフ場近くの土から見つけたカビに似た新しい放線菌。

北里大学特別栄誉教授の大村智さんはこのとき、北里研究所抗生物質室長。

研究員とともに小さなポリ袋とスプーンを持ち歩き、通勤や出張時、各地の土を集めていました。

1グラムの土には1億もの微生物がいます。

中には薬をつくり出す菌もいるだろう。
だが入っている保証はどこにもない。

「当たるも八卦(はっけ)、当たらぬも八卦の世界」。

それでも、年間3千もの菌をひたすら調べ続けました。




北里大学特別栄誉教授の大村智さんは米国留学から戻り、米製薬大手メルクと3年契約で共同研究を始めて1年が過ぎたが、まだ成果は出ていませんでした。

有望な菌の一つとして、メルクに送りました。

しばらくして返事が来ます・・・

「菌がつくる物質は寄生虫を退治する効果が高い」。

マウスに飲ませると、感染していた寄生虫が激減したのです。

当時、家畜の薬は人の薬を転用することが多く、効果はあまり期待できませんでした。

家畜の栄養を奪う寄生虫を退治できれば、食肉や羊毛の増産につながる。

化学物質の分子構造を決定し、「エバーメクチン」と名付けました。

とくに牛や馬、羊などの腸管に寄生する線虫類に効きました。
線虫の神経に働き、まひを起こして死滅させることがわかりました。

こうして分子構造の一部を変えて効果を高め

「イベルメクチン」

が誕生したのです。

メルクは81年、家畜用の抗寄生虫薬として発売。

大村研究室が見つけた化学物質は471、そのうち26が薬になり、多くの人のために世にでてます。

東京都立高校の定時制の教師から始まった大村智さんの社会人生活。

そして生徒の学ぶ姿に胸を打たれ、東京理科大大学院で化学を学び直し、研究者をめざしました。

36歳で米国に留学。
帰国前、「戻っても研究費はない」と言われます。

それなら「米国で集めるしかない」と、製薬会社をまわって共同研究を打診。

諦めることなくチャレンジし続けてきた大村智さん。

今は多くの人を救う偉大な偉人となってます。

大村智さん本当におめでとうございました。







 - ノーベル賞

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